通常、診断といいますと、診断して結果レポートを見るという流れだと思いますが・・・
行動科学に基づく状況対応リーダーシップ®の360診断は、単なる診断だけでは終わりません! 行動に結びつけます!
状況対応リーダーシップ®では、効果的なリーダーシップは、レディネスのレベルにあわせて、教示的、説得的、参加的、委任的という4つのスタイルがあるととらえています。
4つのレディネス・レベルに対して、それぞれ適合するリーダーシップスタイルも4つ。
それらのすべての組み合わせで、16組のリーダーシップとレディネスの組み合わせができます。
これら16の組み合わせのうち、リーダーシップとレディネスが適合する組み合わせは、4つしかありません。残りの12組は、程度の差はあっても「不適合」なリーダーシップということになります。
レディネスは業務ごとに変わります。ひとりの部下にも、得意で自信のある業務、苦手で指導が必要な業務、同じ部下にも複数のレディネスがあります。
複数の部下がいて、ひとりひとりの部下も複数の業務を持っているので、リーダーが注意しなければならないレディネスは何十とあることになります。
レディネスにリーダーシップスタイルを柔軟に適合させると一言で言っても、何十ものレディネスに対して常に適切なリーダーシップスタイルをとることは大変なことです。
状況対応リーダーシップ®は、レディネスに適合するリーダーシップ・スタイルがすぐにわかるモデルです。部下ひとりひとりの、ひとつひとつの業務について、必要な指示的行動はこれだけ、協労的行動はこれだけ、とすぐにわかります。
レディネスは人の心がかかわっていますので変わりやすいもの、すぐに対応しないと手遅れになってしまうこともあります。
最適なリーダーシップスタイルがわかったら、あとは行動あるのみ!
状況対応リーダーシップ®のS.L.フィードバック分析研修では、不適合なリーダーシップスタイルがある場合、適合するようにリーダーの行動を調整する演習を行います。
S.L.オンライン診断とは:
状況対応リーダーシップ®に基づいて、リーダーの周囲の人たち、たとえば部下、同僚、上司など360度周りにいる人たちが、リーダーのリーダーシップ・スタイルをオンラインのアンケート調査で診断することです。匿名のアンケート調査なので、原則としてリーダーは誰が診断したのかはわからないことになります。
この診断では、リーダーシップ・スタイルの一般的傾向を診断するので、職場におけるリーダーシップを知ることによって、他の場、たとえばサークル活動や親子関係などでリーダーシップの傾向も知ることもできます。
リーダー行動の調整とは:
この16セルには、相手のレディネス(能力と意欲)にあった最適リーダー行動と、あっていない不適切なリーダー行動が示されています。現在のリーダー行動がどのセルにあるのかを、S.L.オンライン診断で見つけ出し、不適切なリーダー行動があれば、指示や支援の量を調整して、適切なリーダー行動に近づけます。
*S.L.は状況対応リーダーシップ(Situational Leadership)の略です。
*状況対応リーダーシップは株式会社AMIが管理する登録商標です。